自動車保険は通販型が最近は人気みたいでテレビのコマーシャルもよく流れています。インターネットでの契約は簡単ですし、自分の都合のいい時間に契約できますし保証も充実していると謳っています。私も以前は職場や友人つながりで自動車保険に入っていましたがここ3年は通販型の自動車保険を一年ごとに保険会社を変えながら加入しています。まだ実際に保険を使ったことがないので事故への対応がどこまでしっかりしているかは不安ですが、それは対面型の契約でも一緒だと思うのでしばらくは通販型を使うつもりです。
企業か管理すべきデータは、爆発的な勢いで増加を続けている。その背景には次のような事情がある。
まず挙げられるのは、情報システムの浸透に伴うアプリケーションの多様化である。企業では現場のニーズに応える形で各種の業務システムが整備され、例えば、最近では分析力の強化を目的としたBIツールの導入が相次いでいる。システムが増加すれば必然的に管理すべき情報も増す。また、テキストに加え、画像や音声、動画など、管理すべきデータ自体の大容量化や、コンプライアンス、ディザスタリカバリの観点から、各種データをアーカイブし保存することが求められるようになったことも、データの増大に拍車をかけている。
ガートナー ジャパンのリサーチ部門でITインフラストラクチャ リサーチディレクターを務める鈴木雅喜氏は、こうした状況を踏まえ、ストレージ市場の動向を次のように説明する。
「企業間連携の増加も企業が管理するデータの増加を招いている。その保存先となるストレージ基盤の強化が企業にとって急務となっており、ストレージ市場はグローバルで見て急拡大を続けているのだ」(鈴木氏)
●ストレージは決して難解なものではない
こうした中、情報システム担当者の多くはストレージ基盤の強化に向けプレッシャーを感じているのが実情なのだという。ストレージの増設や刷新には、コストに加え事前調査のための手間も少なからず必要となる。
また、ストレージに関するテクノロジーは代表的なものだけを見ても、ストレージに実際の容量以上のボリュームを割り当てることで、キャパシティ・プランニング(容量設計)を不要にする「シン・プロビジョニング」や、データをファイル単位や固定長または可変長サイズで細かく分割し、重複するデータを除外して保存することでデータ容量を削減する「デデュープ」、データ保護のために自動的にデータを複製する「クローン」など多岐にわたる。
ベンダーごとに独自のアプローチで技術の実装を図り、技術面に絞ってベンダー各社が自社製品の優位性を強調するあまりに、ユーザー企業にとってストレージを深く理解することが難しくなっていると鈴木氏は指摘する。
では、企業が自社に合致する最適なストレージを選択する上で何から始めるべきなのか。鈴木氏がその必要性を強調するのが、「ビジネスの側面からストレージの価値を見直すこと」である。
「ストレージの用途は、あくまでも業務に不可欠なデータを保存/保護するためである。各種の機能は、ストレージの管理効率を高めるために用意されている。そうとらえれば、ストレージが難解というのは誤解であることに気付くはずだ」(鈴木氏)
その上で、まずは「iSCSI」、「NAS(Network Attached Storage)」、「ユニファイドストレージ」という3大キーワードの理解から始めることが、最適なストレージを選択する能力を養う早道なのだと鈴木氏は強調する。
●押さえておくべき3大キーワード
では、各キーワードの概要について、順を追って見ていこう。
まず、1つ目のiSCSIは、ストレージの世界で標準的なSCSIのコマンドやデータをTCP/IPパケットでカプセル化することで、ストレージ製品をIPネットワークへ直接接続することを可能にする技術だ。従来から企業の基幹システムで広く利用されてきたSANストレージは、大容量かつバースト性の高いストレージデータの転送特性を考慮し、IPネットワークとは異なる独自のFC(Fiber Channel)ネットワーク上に構築されてきた。対して、iSCSIストレージは専用ネットワークが不要なため、導入コストを大幅に低減できるメリットがある。
また、iSCSIストレージであれば、設定も極めて容易と鈴木氏。
「基幹系で多く利用されてきたFC-SANストレージは、構造が複雑なため設定変更をベンダーに依頼する必要があり、完了までに時間を要す。対して、iSCSIストレージは仕組みがシンプルであり、自社で設定変更も可能だ」(鈴木氏)
NASは、クライアントPCに対してファイル共有サービスを提供するストレージであり、OSを搭載したコントローラとハードディスクから構成されるファイルサービス専用コンピュータといえる。その特徴は何といっても高機能性である。重複排除やシン・プロビジョニングといった機能を豊富に備えている製品が多く、使い勝手が極めて高い。運用や容量の効率化を進める上でも有効な選択肢と言える。
ユニファイドストレージは、NASとFC-SANなど複数のインタフェースに対応したストレージだ。その普及はまだ緒についたばかりだが、管理ツールを一本化できるメリットは決して小さくない。管理のために新たなスキルを修得する手間を軽減でき、より多くのストレージを一元管理することで管理業務の効率向上が見込めるのである。
こうしたメリットから、上記のストレージは近年になり急速に企業での採用が増えている。ただし、処理能力の違いなどから適した用途はそれぞれ異なるという。
鈴木氏によると、iSCSIストレージはローエンドからミドルレンジ、さらに最近ではハイエンド向けにまでパフォーマンスを拡張させており、一般にメールや各種アプリケーションのデータの格納に向いている。NASはローエンドとミドルレンジ向けの製品であり、ファイルサーバが主な用途となる。ユニファイドストレージはNASの延長上に位置付けられ、使い道も同様だという。
なお、FC-SANはその高い処理能力から、従来、企業の基幹システムで広く採用されてきた。ただし、そうした分野で用いられる製品と比べて安価なものもあり、パッケージと組み合わせることでメールサーバの用途に少なからず用いられているという。
●ベンダーのサポートレベルも確認すべし
これらの点をきちんと押さえ、各種の機能についても必要に応じて知識を深めることで、ベンダーに依存することなくストレージを選択するための力を磨くことができる。そのことがITコストを削減するためにも欠かせないというのが鈴木氏の持論である。
「経営の観点で考えれば、余剰のITコスト削減を欠かすことができない。ベンダーに囲い込まれてしまうと、余剰コストの有無を判別することさえ困難だ。確かに、ストレージを細かな部分まで把握することは困難だろう。だが、継続的な情報収集を通じ、技術を自社でどのように生かせばいいのかといった点で製品を比較検討する力を育成できるはずだ」(鈴木氏)
一方で、運用やサポートを考慮に入れたベンダー選びも大切であるようだ。データを格納したストレージがトラブルに見舞われると最悪の場合、業務が止まる事態を招きかねない。事業継続性を確保するためにも、事前にベンダーへヒアリングを行い、サポートレベルや過去の実績を確認しておくべきというわけだ。
「サポートにまつわる相談は多くのユーザーから寄せられている。ヒアリング通りのサポートを本当に受けられるかは把握しにくい部分もあるが、せめて情報収集だけは十分に行うべき。一般に、日系ベンダーはサポート力に、外資系ベンダーは技術力に強みを持つケースが多い」(鈴木氏)
●仮想化技術をやみくもに採用するべからず!
管理効率やIT基盤の柔軟性の向上を目的に、ストレージの仮想化技術に対する関心も急速に高まっている。そもそもストレージは、物理ディスクのファイル空間がファイルシステムによって仮想化された製品だが、仮想化される範囲はRAID、さらにストレージシステム全体にまで広がりつつある。既に述べたシン・プロビジョニングも仮想化技術を応用した機能の1つだ。
ただし、仮想化技術のむやみな採用は運用リスクが高まることもあると鈴木氏は警鐘を鳴らす。
「シン・プロビジョニングによって、ストレージ容量やコストの削減が可能だ。ただし、運用ノウハウが乏しい場合、仮想ボリュームをいくつも作成したことで容量が一気に逼迫(ひっぱく)し、最悪の場合システムがダウンしてしまいかねない」(鈴木氏)
ストレージの容量当たりのコストは年々下落し続けている。そのため、運用経験の乏しい企業には従来からの手法で管理した方が良いとアドバイスすることもあるという。自社に見合った仮想化技術を、適宜、選択利用できる能力を養っておくことが肝要なのだ。
●リソースの水平統合に加えて垂直統合も進展
今後もストレージが進化を遂げていくことは間違いない。果たして近い将来、ストレージはどのように変貌を遂げるのか。その目指す姿はストレージやインフラとの連携がさらに進み、あらゆるリソースの一元管理が可能な、いわゆるクラウド型のストレージだと鈴木氏は断言する。
「クラウドの登場によって、ITをサービスとしてとらえることが一般化したことで、今後はサービスの迅速かつ柔軟な提供に対するニーズが高まるはず。その要求に応えるためにも、ストレージやネットワーク、サーバを個別に管理するのではなく、包括的に管理する仕組みの整備が欠かせなくなるはずだ」(鈴木氏)
仮想化技術によるサーバやストレージといったリソースごとの水平統合のみならず、今後は垂直統合も進むというわけである。ただし、そこでのストレージの選択基準も、ベンダーの声に左右されることなく、自社のニーズを踏まえた上で最適なものを採用するアプローチであることに変わりはなさそうだ。【岡崎勝己】
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